個人事業主もレンタルオフィスは借りられる?審査・必要書類・経費の考え方

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「個人事業主でもレンタルオフィスは借りられる?」と不安になりますよね。

結論から言うと、個人名義で借りられます。個人事業主は、レンタルオフィスの主な利用者層の一つです。

迷いやすいのは、この3つです。

  • 審査:見られるのは本人確認と事業内容。売上や実績ではない
  • 書類の順番:本人確認書類 → 事業内容 → 契約 → 開業届の控え(税務署に出したときに受け取る写し)
  • 経費:事業専用なら、按分(あんぶん。家賃を仕事分と生活分に分ける計算)は不要が基本

この記事では、個人事業主がレンタルオフィスを借りるときの審査・書類・住所の使い方・経費を、準備する順番で整理します。

※本記事は一般的な情報の解説です。審査基準・必要書類・料金は業者やプランによって異なり、変更される場合もあります。税務・届出の扱いは個別の状況で変わるため、最終的には税務署や税理士、各サービスの公式情報でご確認ください。

結論|個人事業主も個人名義で借りられる。カギは書類の順番と経費の扱い

個人事業主がレンタルオフィスを借りるときの審査・必要書類・経費の考え方を解説するイメージ

個人事業主がレンタルオフィスを借りるとき、押さえたいのは次の3点です。

気になる点答えの目安やること
個人名義で借りられる?借りられるのが一般的。開業届を出す前でも申し込める業者が多い本人確認書類と事業内容の説明を用意する
審査で不利にならない?見られるのは本人確認と事業内容。売上や開業からの年数は中心ではない「誰に・何を・どう提供するか」を2〜3行で書く
経費にできる?事業専用で使うなら、利用料は按分せずに経費にするのが基本支払いの記録を残し、迷う点は税理士に確認

ポイントは、「個人だから借りにくい」と心配するより、書類と説明の準備を先に済ませることです。審査で落ちる理由の多くは、書類の不備や事業内容の説明不足です。

個人事業主に合うのは、初期費用が低く、料金がプランごとに明示されている業者です。フリーデスク(決まった席のない自由席)から始めて、必要になったら個室へ移れる代表格が次の1社です。

個人事業主の本命

フリーデスクから始めて、必要なら個室へ

アントレサロン

東京・神奈川・埼玉に19拠点を持つレンタルオフィスです。敷金・礼金はなく、料金はプランごとに明示されています(フリーデスク月9,505円、個室月30,000円〜。いずれも税別)。

フリーデスクプランと個室プランなら、契約拠点以外のフリーデスクと来客用のオープンラウンジも使えます。申し込んだ人は全員に審査があるので、同じ住所を使う他の利用者の信頼性も保たれます。個人名義での申し込み条件と最新の料金は公式サイトでご確認ください。

  • 19拠点のフリーデスク利用可
  • 全拠点 駅5分以内
  • 申込者は全員審査あり

敷金・礼金なし、登記の追加料金もなし

アントレサロンのプランと料金を見る

住所だけならバーチャルオフィス、作業場所が要るならレンタルオフィス

個人事業主が「事務所」を探すとき、最初に決めたいのは借りたいのが住所なのか、作業する場所なのかです。ここを決めておくと、料金の比較で迷いにくくなります。

こんな人合いやすい選択肢理由
作業は自宅で足りる。住所と郵便の受け取りだけ欲しいバーチャルオフィス月額が低く、住所の利用・郵便転送が主な機能
自宅だと集中できない。週に何日か外で作業したいレンタルオフィス(フリーデスク)作業場所と住所の両方を、個室より低い月額で持てる
来客・オンライン面談が多い。資料や機材を置きたいレンタルオフィス(個室)鍵付きの専用スペースで、声や画面を気にせず使える
許認可が必要な業種で、独立した事務所が求められるレンタルオフィス(個室)を中心に検討要件は行政庁が判断するため、契約前に確認が必要

月額だけ見るとバーチャルオフィスが有利です。ただ、カフェ代や自宅の集中しにくさまで含めると、週に数日通う人はフリーデスクのほうが落ち着くことも多いです。住所だけで足りる人は、個人事業主のバーチャルオフィス活用法(開業届の住所の書き方) を参考にしてください。

個人事業主がレンタルオフィスを借りるメリット

月額は自宅作業より確実に増えます。それでも借りる個人事業主が多いのは、お金以外の負担が減るからです。

1自宅の住所を公開しなくて済む

名刺・ホームページ・請求書に載せる住所を、オフィスの住所にできます。ネット販売では住所の表記が求められる場面があり、自宅住所を出したくない人にとって大きな安心材料になります。

2仕事と生活の切り替えができる

「家だとだらけてしまう」「家族がいて電話に出にくい」という悩みは、個人事業主に多いものです。通う場所があるだけで、始業と終業の区切りがつけやすくなります。

3来客や面談に対応できる

打ち合わせのたびにカフェを探す手間がなくなります。会議室やラウンジがある業者なら、取引先との面談にも使えます。会議室は有料の場合が多いため、料金は事前に確認しましょう。

4経費の区分がシンプルになる

自宅を事務所にすると、家賃や光熱費を事業分と生活分に分ける「按分」が必要です。事業専用のオフィスなら、利用料をそのまま事業の支払いとして整理しやすいのが利点です。詳しくは後半で解説します。

契約前に準備する書類と、そろえる順番

個人事業主の申し込みで迷いやすいのは、「開業届を先に出すか、オフィスを先に決めるか」です。次の順で進めると、書類の出し直しが起きにくくなります。

1本人確認書類を確認する

運転免許証やマイナンバーカードなどです。有効期限内か、記載の住所が現住所と一致しているかを先に確認します。引っ越し直後で住所変更が済んでいない場合は、先に手続きしておきましょう。

2事業内容の説明を書く

「誰に・何を・どう提供するか」を2〜3行にまとめます。ホームページ、ポートフォリオ、SNSのアカウントなど、事業の実態が分かるものがあれば添えます。屋号を使う場合は屋号も決めておきます。

3申し込み → 審査 → 契約で住所を確定させる

開業届を出す前でも、個人として申し込める業者が多いです。契約が済むと、事務所として使える住所が確定します。

4開業届にオフィスの住所を書き、控えを提出する

住所が確定してから開業届を出せば、事業所の欄にオフィスの住所を書けます。業者から開業届の控えを求められた場合は、提出後に追加で出す流れが一般的です。すでに開業済みなら、控えを最初から用意しておくと手続きが早く進みます。

必要書類は業者やプランによって異なります。審査の全体像と落ちる理由は レンタルオフィスの審査(落ちる理由と通すための準備) で詳しくまとめています。

個人事業主の審査で見られるポイント

レンタルオフィスの審査は、融資やクレジットのように「返済できるか」を見るものではありません。個人事業主だから、実績が少ないから、という理由だけで不利になるとは限りません。基準は公開されていないことが多いものの、一般的には次の点が確認されます。

見られる点個人事業主が気をつけたいこと
本人確認書類の住所と申込フォームの住所をそろえる。画像は鮮明に
事業内容「フリーランス」「個人で色々」など一言で済ませず、具体的に書く
業種・用途規約で断っている業種・用途に当たらないか、申し込み前に読む
屋号と本名の表記屋号で郵便を受け取る場合、受け取れる名義の範囲を確認する
連絡の取りやすさ確認の電話やメールを見逃さない。迷惑メールフォルダも確認

とくに個人事業主は、屋号と本名のどちらで郵便を受け取るかで、契約名義や表札の扱いが変わる場合があります。屋号を名刺やホームページに出す予定なら、申し込み時に「屋号宛ての郵便も受け取れるか」を確認しておくと、開業後に困りません。

開業届・名刺・ホームページでのオフィス住所の使い方

住所が決まったら、書類や表記ごとに「どの住所を書くか」を整理します。個人事業主の場合、実務上よく使われるのは次の組み合わせです。

書く場所よくある書き方補足
開業届の「納税地」自宅(住所地)のまま事業所を納税地にすることもできるが、届出が必要。迷ったら税務署に確認
開業届の「事業所等」レンタルオフィスの住所契約後、住所が確定してから記入する
名刺・ホームページレンタルオフィスの住所部屋番号まで契約書類の表記とそろえる
請求書・見積書レンタルオフィスの住所名刺・ホームページと表記をそろえる
屋号付きの銀行口座金融機関の案内に従う住所の扱いは金融機関ごとに異なるため事前に確認

納税地は自宅のまま、事業所だけオフィスにする形は、税務の手続き先を変えずに済みます。そのため個人事業主の間でよく選ばれています。ただし最適な形は人によって違うため、届出の書き方に迷う場合は税務署で確認しましょう。

レンタルオフィスの利用料は経費になる?自宅と違い按分不要が基本

自宅と違い、事業専用で借りたレンタルオフィスの利用料は、按分せずに経費として扱うのが基本です。支払いごとの扱いと、帳簿に書く分類名(勘定科目)の目安は次のとおりです。

支払い勘定科目の例注意点
月額利用料地代家賃(賃借料とする場合も)事業専用なら按分は不要なのが一般的
入会金・事務手数料支払手数料など金額や返還の有無で扱いが変わることがある
保証金・デポジット差入保証金など(資産)返ってくるお金は、預けた時点では経費にならない
会議室・コピーなどの都度利用料会議費・雑費など内容に合わせて科目を決め、継続して同じ扱いにする
開業前に支払った利用料開業費として扱う場合がある開業日との前後関係で扱いが変わるため要確認

一方で、私用でも使っている場合や、家族の仕事と共用している場合は、その分を事業の経費から外す必要が出てきます。科目の選び方や開業前の支払いの扱いは個別の状況で変わります。判断に迷うときは税理士や税務署に確認しましょう。

個人事業主に合うプランと料金の目安

レンタルオフィスの料金は、プランの種類で大きく変わります。個人事業主の場合、最初から個室を借りる必要があるとは限りません。「何日、どんな作業をするか」から逆算してプランを選ぶと、払いすぎを防げます。

プラン向いている働き方アントレサロンの料金(税別)
バーチャルオフィス住所と郵便が中心。作業は自宅月3,800円
フリーデスク週に数日、集中して作業したい月9,505円
個室来客・オンライン面談が多い、機材や書類を置きたい月30,000円〜(拠点・部屋により異なる)

※アントレサロンの料金は公式サイトの記載(2026年10月確認)をもとにしています。最新の料金・条件は公式サイトでご確認ください。

フリーデスクは個室より月額を抑えられる一方、席の確保や周囲の声が気になる場合があります。まずフリーデスクで通う習慣を作り、来客や機材が増えたら個室に移るという段階的な使い方は、売上が安定する前の個人事業主に合いやすいです。

初期費用と月額を抑えて首都圏で始めたいならアントレサロンが候補です。首都圏以外や全国で使いたい人には、世界最大手のRegus(リージャス)も候補になります。Regusの料金は拠点・プランごとに異なるため、公式サイトで確認・問い合わせをしてください。

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アントレサロン

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※両社の料金・拠点・登記対応の違いは Regusとアントレサロンの徹底比較記事 で横並びにしています。

個人事業主がレンタルオフィス選びで失敗しやすいポイント

契約後に「思っていたのと違った」となりやすい点を、先に確認しておきましょう。

失敗しやすい点起きやすいこと契約前の確認
最低契約期間数か月で辞めたくなっても、期間内は解約しにくい契約は何か月からか、解約予告はいつまでかを読む
支払い方法カード払いのみ、口座振替不可などで手続きが止まる事業用のカードや口座で払えるか確認
屋号宛ての郵便屋号で届いた郵便が受け取れない受け取れる名義の範囲を確認
法人成り(個人事業から会社に切り替えること)をしたとき契約名義の切り替えや追加書類が必要になる名義変更の手続きと費用を確認
フリーデスクの混み具合使いたい時間に席が空いていない見学で利用者の多い時間帯を確認

個人事業主は、売上が伸びれば法人成りを考える時期が来ます。会社にすると、住所の登記が必要になります。「法人になっても同じ住所を使い続けられるか」を最初に確認しておくと、登記や名刺の作り直しを避けられます。

よくある質問

開業届を出す前でもレンタルオフィスは借りられますか?

多くの業者で申し込めます。契約で住所を確定させてから開業届を出せば、事業所の欄にその住所を書けます。必要書類は業者によって異なります。

個人事業主だと審査に通りにくいですか?

レンタルオフィスの審査は本人確認と事業内容の確認が中心で、個人事業主であることだけを理由に不利になるとは限りません。事業内容を具体的に説明し、書類の住所や表記をそろえることが大切です。基準は業者によって異なります。

レンタルオフィスの利用料は全額経費になりますか?

事業専用で使っている場合は、按分せずに経費として扱うのが基本です。私用でも使っている場合は、その分を除く必要があります。保証金など返ってくるお金は、預けた時点では経費になりません。個別の扱いは税理士や税務署にご確認ください。

屋号でレンタルオフィスを契約できますか?

個人事業主の契約は本名(個人名義)が基本で、屋号は併記する形が多いです。屋号宛ての郵便を受け取れるか、表札に屋号を出せるかは業者によって異なるため、申し込み前に確認しましょう。

住所だけ欲しい場合もレンタルオフィスがいいですか?

作業場所が不要なら、月額の低いバーチャルオフィスが合うことが多いです。アントレサロンにもバーチャルオフィスプラン(月3,800円・税別)があるので、まず住所だけ持ち、必要になったらフリーデスクに切り替える使い方もできます。

まとめ

  • レンタルオフィスは個人事業主でも個人名義で借りられ、開業届の前でも申し込める業者が多い
  • 審査は本人確認と事業内容の確認が中心。書類の表記をそろえ、事業内容を具体的に書く
  • 書類は「本人確認書類 → 事業内容 → 契約 → 開業届の控え」の順で準備すると迷わない
  • 開業届は「納税地は自宅、事業所はオフィス」が一般的。迷う点は税務署に確認
  • 事業専用なら利用料は按分不要が基本。保証金は預けた時点では経費にならない
  • 首都圏でフリーデスクから始めるならアントレサロン、全国の個室ならRegus
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