バーチャルオフィスは経費にできる?勘定科目と一年払いの注意点

バーチャルオフィス 経費 お役立ち

本記事はプロモーションを含みます。

「バーチャルオフィスの月額は経費にできる?」
「勘定科目は地代家賃?それとも支払手数料?」

結論から言うと、事業のために使うバーチャルオフィスの費用は、一般的に経費にできます。迷いやすいのは「経費になるかどうか」ではありません。

つまずきやすいのは、「いつの経費にするか」と「どの費目に入れるか」です。バーチャルオフィスは1年分の前払いが多く、入会金・デポジット・郵便の送料など、性質の違う支払いが混ざります。全部を同じ科目にまとめて入れると、決算のときに整理し直すことになりがちです。

  • バーチャルオフィスの費用でよく使われる勘定科目
  • 1年分をまとめて払ったときの考え方(前払いの扱い)
  • 入会金・デポジット・送料・会議室代の分け方
  • 核心:支払いを「5つの中身」に分けてから記帳する

※本記事は一般的な会計・税務の考え方と各社の公表情報をもとに、編集部の方針で整理したものです。個別の処理や税額は、事業の状況・決算月・会計方針によって変わります。実際の処理は、税理士または税務署にご確認ください。料金・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。

結論|バーチャルオフィスの費用は経費にできる。迷うのは「時期」と「費目」

バーチャルオフィスの費用を経費にするときの勘定科目と記帳のイメージ

先に全体像をまとめます。バーチャルオフィスに払うお金は、中身ごとに扱いが違います。よく使われる勘定科目の例は、次のとおりです。

支払いの中身よく使われる勘定科目の例注意したい点
月額(基本料金)地代家賃・賃借料・支払手数料1年分の前払いは「いつの経費か」に注意
入会金支払手数料・諸会費など返金されないかどうかを確認
デポジット(預け金)預け金・前払金(資産)預けた時点では経費ではない
郵便の転送料・送料通信費デポジットから引かれた分を記帳
会議室・電話などのオプション会議費・賃借料・通信費使い方に合わせて決める

勘定科目には、法律で決まった正解があるわけではありません。大切なのは、一度決めた科目を毎年同じように使い続けることです。年によって科目が変わると、費用の推移が追いにくくなり、説明を求められたときにも困ります。

もう1つ大切なのが、記帳の手間です。月額が安くても、送料やオプションの請求がばらばらに届くと、記帳の回数は増えます。レゾナンスは、法人登記に使える住所のみのコースが一年払い×月1回転送で月額990円(入会金5,500円)からあり、送料は契約時に預けるデポジットから差し引かれる仕組みです。年間の費用を抑えつつ、支払いの中身を「年1回の利用料」と「送料」に分けて把握しやすいのが、経費の管理を気にする人に向いている理由です。

年間の経費を抑えたい人に

利用料と送料を分けて管理したい人の本命

レゾナンス

東京・横浜・大阪梅田に14店舗を展開するバーチャルオフィスです。法人登記に使えるコースは、一年払い×月1回転送で月額990円(入会金5,500円)。週1回転送なら月額1,650円で、入会金は0円です。郵便の送料は契約時に預けるデポジットから差し引かれ、残高は解約時に返金されます。全店舗にスタッフが常駐し、会員は全14店舗の貸し会議室を使えます。料金・条件の最新情報は公式サイトでご確認ください。

  • 一年払い×月1回転送で月額990円
  • 送料はデポジットから差し引き
  • 全14店舗に貸し会議室

一年払い×週1回転送は入会金0円

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バーチャルオフィスの勘定科目はどれ?|よく使われる4つ

バーチャルオフィスの基本料金は、次の4つのどれかで処理されることが多いです。どれを選んでも、事業の費用であることに変わりはありません。

1地代家賃

事務所の住所を借りている、という考え方で使われる科目です。登記や名刺に使う「事業の拠点」として契約している場合に選ばれることがあります。ただし、実際に部屋を借りているわけではないため、事務所の家賃と分けたい人は別の科目を選びます。

2賃借料

住所や設備を「借りて使う」費用として整理する考え方です。地代家賃と区別しつつ、借りるものの費用としてまとめたい場合に使われます。

3支払手数料

バーチャルオフィスを「住所の貸し出しと郵便の受け取りを代行してもらうサービス」と考える場合に使われます。場所ではなくサービスにお金を払っているという実態に近いため、選ぶ人が多い科目です。

4通信費

電話番号の転送や秘書代行が中心のプランでは、通信費として処理されることもあります。住所のみのコースなら、ほかの3つのどれかを選ぶほうが中身に合います。

どの科目を選ぶかで、支払う税金の額が大きく変わることは通常ありません。迷ったら、会計ソフトや顧問の税理士と相談して1つに決め、毎年それを使うのがいちばん確実です。

そもそもバーチャルオフィスが何を借りるサービスなのかは、バーチャルオフィスとは? で仕組みから解説しています。

【核心】一年払いは「いつの経費か」に注意|前払いの考え方

ここがこの記事でいちばん伝えたいポイントです。バーチャルオフィスは、1年分の料金をまとめて前払いする契約が多いため、「払った年の経費にしてよいのか」が問題になります。

たとえば、決算月が12月の人が10月に1年分を払った場合、その1年分のうち、翌年1〜9月分は「まだ使っていない期間の料金」です。原則としては、使った期間に応じて、今年の経費と来年の経費に分ける考え方になります。来年分は、いったん「前払費用」として資産に計上します。

一方で、一定の条件を満たす場合は、支払った年の経費にまとめて計上できる取り扱いもあります(いわゆる短期前払費用)。主な条件として挙げられるのは、次のような点です。

  • 契約に従って、同じ内容のサービスを継続して受けるための支払いであること
  • 支払った日から1年以内に提供を受けるサービスの分であること
  • 毎年同じ方法(支払った年の経費にする方法)で処理し続けること

この取り扱いを使えるかどうかは、契約の内容や事業の状況によって判断が変わります。適用できるか、どちらの方法で処理するかは、税理士または税務署に確認してから決めてください。どちらの方法でも、毎年同じやり方を続けることが前提です。

処理の方法考え方向いているケース
期間で分ける使った月数に応じて、今年と来年に分けて経費にする決算月をまたぐ支払いを、実態どおりに記帳したい
支払った年にまとめる条件を満たす場合に、支払った年の経費にする毎年同じ時期に払い、処理を簡単にしたい(要確認)

契約の更新月と決算月がずれているほど、この違いの影響は大きくなります。契約する月を決算月の直後にそろえておくと、毎年の処理を考えやすくなります。

入会金・デポジット・送料はどう分ける?|混ぜると決算で困る3つ

月額以外の支払いは、性質がそれぞれ違います。とくに次の3つは、月額と同じ科目にまとめて入れないように気をつけましょう。

1入会金は「返金されるか」で考える

バーチャルオフィスの入会金は、解約しても返金されないものが多いです。少額の入会金は、支払った年の経費(支払手数料など)として処理されることが一般的です。ただし、金額や契約内容によっては扱いが変わる場合があるため、判断に迷うときは税理士に確認してください。

2デポジットは「預けたお金」で、まだ経費ではない

郵便の送料に充てるために預けるデポジットは、支払った時点では経費ではなく、預けているお金(資産)です。送料として差し引かれたときに、その分を通信費などの経費にします。残高が解約時に返金される仕組みなら、なおさら最初から経費に入れないほうが実態に合います。

3郵便の転送料・送料は「通信費」が分かりやすい

転送のたびにかかる料金や送料は、通信費として処理されることが多いです。毎月の請求や差し引きの明細を確認し、まとめて記帳します。GMOオフィスサポートの場合、転送料金は月末締めで翌月の月初に自動で決済されます。

郵便の転送料金がどのくらいかかるのかは、バーチャルオフィスの郵便物転送のしくみと費用 で解説しています。会議室を使う場合の料金の目安は バーチャルオフィスの会議室は使える?、電話番号のオプションは バーチャルオフィスの電話番号サービスとは? を参考にしてください。

仕訳の例|一年払い・入会金・デポジットを払ったとき

具体的なイメージを持つために、レゾナンスの一年払い×月1回転送プランを例に、支払いの中身を分けてみます。金額は公式の料金表をもとにした例で、デポジットの額は契約時に設定します。

支払いの中身金額(税込)記帳の例
利用料(1年分)11,880円支払手数料など(決算月をまたぐなら前払いの扱いを確認)
入会金5,500円支払手数料など
デポジット1,000円〜(契約時に設定)預け金(資産)
送料(差し引かれた分)1回300円〜通信費(差し引かれたときに記帳)

※金額は2026年10月時点で公式サイトで確認した内容です。料金は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。勘定科目は一例で、実際の処理は税理士にご確認ください。

このように、1回の支払いでも、中身は「経費になるもの」と「まだ経費ではないもの」に分かれます。請求書や領収書を受け取ったら、まず中身ごとに金額を書き出してから記帳すると、決算のときに整理し直す手間が減ります。

当サイトで比較している2社の、経費の管理に関わる項目をまとめました。

項目GMOオフィスサポートレゾナンス
基本料金の支払い1年分を一括前払い(クレジットカード・デビットカード)一年払いなど(クレジットカード以外も可)
登記できるプランの月額1,650円〜(2027年1月上旬から2,530円〜の予定)990円〜(一年払い×月1回転送・入会金5,500円)
入会金0円月1回転送は5,500円/週1回転送は0円(一年払い)
郵便の転送料1回330円〜。月末締め・翌月初に自動決済1回300円〜。デポジットから差し引き
月1回転送の年間総額の目安1年目 約18,810円(新規特典)/2年目以降 約23,760円1年目 約20,980円〜/2年目以降 約15,480円〜

※2026年10月時点で確認した内容です。料金・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。

月1回転送の1年目だけは、GMOの新規契約特典とレゾナンスの入会金の関係で、GMOのほうが低くなります。2年目以降も含めて年間の経費を抑えたいならレゾナンス、全国23拠点から住所を選びたい・転送の頻度を細かく選びたいならGMOオフィスサポートが候補になります。

年間の経費を抑えたい

レゾナンス

月額990円〜(登記可)・東京・横浜・大阪梅田

  • 送料はデポジットから差し引き
  • 全店舗にスタッフ常駐
  • 全14店舗に貸し会議室

一年払い×週1回転送は入会金0円

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全国から住所を選びたい

GMOオフィスサポート

月額1,650円〜(登記可)・全国23拠点

  • 入会金・保証金0円
  • 郵便物の写真確認が無料
  • LINEで到着を通知

初年度は基本料金3か月分を値引き

GMOオフィスサポートの料金を見る

料金・郵便対応・拠点まで含めて2社を比べたい方は、GMOオフィスサポートとレゾナンスの徹底比較 をご覧ください。ほかのサービスも含めて年間の総額で比べたい方は、格安バーチャルオフィスおすすめ比較 が参考になります。

個人事業主・法人で気をつけたいこと|自宅家賃・消費税・書類

経費の処理は、個人事業主か法人かで気をつける点が少し変わります。代表的な3つを押さえておきましょう。

個人事業主は、自宅の家賃との関係を整理する:バーチャルオフィスを契約しても、実際の作業を自宅でしているなら、自宅の家賃や光熱費の一部を経費にできる場合があります(家事按分)。ただし、事業に使っている割合は、実態にもとづいて説明できる必要があります。割合の決め方は、税務署や税理士に確認してください。開業届の住所の考え方は 個人事業主のバーチャルオフィス活用 で、副業での使い方は 副業でバーチャルオフィスを使う で解説しています。

消費税の申告をする人は、インボイスを確認する:課税事業者で、支払った消費税を差し引く(仕入税額控除)場合は、原則として適格請求書(インボイス)の保存が必要です。契約するサービスがインボイスを発行しているか、請求書や領収書をどこから受け取れるか(マイページ・メールなど)を、契約前に確認しておくと安心です。

法人は、契約の名義と支払いの名義をそろえる:法人の経費にするなら、契約も支払いも法人の名義で行うのが基本です。設立前に個人名義で契約した場合は、法人の設立後に名義をどう扱うか、サービスの手続きと会計処理の両方を確認してください。小さな法人の経費の考え方は マイクロ法人とバーチャルオフィス で、法人口座の準備は バーチャルオフィスでも法人口座は開設できる? で整理しています。

解約や乗り換えをするときは、前払いした利用料の返金の有無も経費の処理に関わります。解約時の注意点は バーチャルオフィスの解約 を、契約前に知っておきたい弱点は バーチャルオフィスのデメリットとは? をご覧ください。

よくある質問

バーチャルオフィスの費用は全額経費にできますか?

事業のためだけに使っているバーチャルオフィスなら、一般的には全額を経費にできます。ただし、デポジットのように預けているだけのお金は、差し引かれるまで経費になりません。私用と兼ねている場合などの扱いは、税理士または税務署に確認してください。

勘定科目は地代家賃と支払手数料のどちらが正しいですか?

法律で決まった正解はなく、どちらも使われています。住所の貸し出しと郵便の受け取りというサービスの中身に合わせて支払手数料にする人が多い傾向です。大切なのは、一度決めた科目を毎年同じように使い続けることです。

1年分をまとめて払った場合、その年の経費にできますか?

原則は、使った期間に応じて今年と来年の経費に分けます。一定の条件を満たし、毎年同じ方法で処理する場合は、支払った年の経費にまとめられる取り扱いもあります。適用できるかどうかは、税理士または税務署に確認してから決めてください。

契約前(開業前)に払ったバーチャルオフィスの費用はどうなりますか?

開業や法人設立の準備のために払った費用は、開業費や創立費として扱える場合があります。どの費用をどう扱うかは事業の状況で変わるため、税理士に確認してください。領収書や請求書は、開業前の分も必ず保管しておきましょう。

まとめ

  • 事業のために使うバーチャルオフィスの費用は、一般的に経費にできる
  • 勘定科目は地代家賃・賃借料・支払手数料・通信費などが使われる。一度決めたら毎年同じ科目を使う
  • 一年払いは「いつの経費か」に注意。期間で分けるか、条件を満たして支払った年にまとめるかは税理士に確認する
  • 入会金・デポジット・送料は月額と混ぜない。デポジットは預けた時点では経費ではない
  • 個人事業主は自宅家賃との関係、課税事業者はインボイス、法人は契約の名義を確認する
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