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「格安のバーチャルオフィスを探しているけど、月額が安い順に選べばいいの?」——固定費を抑えたい起業直後の人ほど、月額料金の数字に目が行きがちです。ところがバーチャルオフィスは、月額に含まれない費用の差が大きいサービスです。月額の安さ順に並べた一覧と、1年間の総額で並べ直した一覧では、順位が入れ替わることも珍しくありません。
- 格安バーチャルオフィスの月額相場と、「安さ」の中身の違い
- 月額に含まれない費用(入会金・郵便の送料・オプション など)の見落としポイント
- 月額990円と1,650円の年間総額の損益分岐を、送料の考え方から計算
- 郵便の量・使い方別に、どのタイプの格安プランが合うか
※本記事は各社の公表情報をもとに、編集部の方針で整理したものです。料金・プラン・キャンペーン内容は変更される場合があります。申し込み前に必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事では、格安バーチャルオフィスを「月額」ではなく「年間総額」で比べる方法と、法人登記に対応した格安2社の選び分けを解説します。
結論|格安バーチャルオフィスは「月額」ではなく「年間総額」で選ぶ
先に結論をまとめます。格安バーチャルオフィスを選ぶときは、「月額料金+入会金+郵便の送料+必要なオプション」を1年分で合計した金額で比べるのが失敗しにくい方法です。
とくに差が出やすいのが郵便物の扱いです。郵便転送の送料が月額に含まれるサービスと、送料が実費で別にかかるサービスでは、同じ「格安」でも年間の負担が変わります。郵便物がほとんど届かない人は月額最安のサービス、郵便物が多い人は送料込みの定額サービスが有利になりやすい、というのが大まかな目安です。
法人登記に対応した格安帯の代表として、この記事では月額990円〜のレゾナンスと、月額1,650円〜(転送料込み)のGMOオフィスサポートを基準に計算していきます。
格安バーチャルオフィスの料金相場と「安さ」の中身
格安と呼ばれるバーチャルオフィスは、住所利用のみのプランで月額数百円〜、法人登記に対応したプランで月額1,000円〜2,000円前後が1つの目安です。ただし、同じ価格帯でも「何が月額に含まれているか」はサービスによって大きく異なります。
| 料金のタイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 月額最安・送料実費型 | 月額は最安水準。郵便転送の送料は使った分だけ別途かかる | 郵便物が少ない人 |
| 転送料込み・定額型 | 月額はやや高めだが、一定の重さまで転送料が含まれる | 郵便物が一定量ある人・費用を固定したい人 |
| 住所のみ最安・登記は上位プラン型 | 最安プランは登記不可で、登記には上位プランが必要 | 登記せず住所表記だけ使いたい人 |
| 初期費用高め・付帯充実型 | 入会金や保証金が高めな代わりに、受付・会議室などが充実 | 来客・打ち合わせが多い人 |
ここで注意したいのが3つ目のタイプです。表示されている最安月額が、登記に使えないプランの価格であるケースがあります。会社の本店所在地として使う予定なら、「登記可能なプランの月額」で比べることが大前提です。登記に使うときの注意点は バーチャルオフィスで法人登記はできる?メリット・デメリットと選び方 で詳しく解説しています。
格安バーチャルオフィスの月額に含まれない費用6つ
「思ったより高くついた」という後悔の多くは、月額以外の費用を見落としたことから生まれます。申し込み前に、次の6つを確認しておきましょう。
入会金0円のサービスもあれば、入会金がかかるサービスもあります。キャンペーンで0円になる場合も、支払い方法やプランで対象が限られることがあるため条件まで確認が必要です。
郵便の送料などに充てる前払い金(デポジット)を預けるしくみのサービスもあります。残高が解約時に返金されるかどうかも確認しておくと安心です。
年間総額を最も左右する費用です。送料が月額に含まれるのか、実費なのか、含まれる場合は何gまでかを見ます。転送の頻度(週1回・月1回など)も、届くまでの早さと送料の両方に関わります。
定期転送とは別に、届いたらすぐ送ってもらう都度転送は有料オプションになっていることが多いです。来店受取が選べるプランかどうかもサービスによって異なります。
固定電話番号や電話転送、会議室の利用は別料金が一般的です。必要な人は最初から月額に上乗せして比べましょう。番号サービスの選び方は バーチャルオフィスの電話番号サービスとは? を参考にしてください。
最安の月額が「一年分の一括払い」を前提にした価格であることもあります。月払いにすると割高になる、キャンペーンの対象外になる、といった違いがないかを確認します。
バーチャルオフィス全般の注意点は バーチャルオフィスのデメリットとは? でもまとめています。
【核心】年間総額で並べ替える|月額990円と1,650円の損益分岐
ここがこの記事でいちばん伝えたいポイントです。月額990円のレゾナンスと、月額1,650円のGMOオフィスサポートを、1年間の総額で比べてみます。
| 費目(1年間) | レゾナンス | GMOオフィスサポート |
|---|---|---|
| 月額×12か月 | 990円×12=11,880円 | 1,650円×12=19,800円 |
| 郵便転送の送料 | 実費(デポジットから差し引き) | 月額に込み(150gまで) |
| 入会金 | 一年払い×週1回転送プランは0円(キャンペーン) | 0円 |
| 月額だけの差 | 年間 7,920円 レゾナンスが安い | |
月額だけなら、レゾナンスの方が年間7,920円安くなります。ただしレゾナンスは転送の手配こそ月額に含まれますが、送料は実費で、契約時に預けるデポジットから差し引かれるしくみです。つまり、1年間にかかる送料の合計が7,920円を超えるかどうかが、損益の分かれ目になります。
| 転送の頻度 | 年間の転送回数 | GMOと並ぶ「1回あたりの送料」の目安 |
|---|---|---|
| 週1回転送 | 最大52回前後 | 約150円(これを超え続けるとGMOが有利に) |
| 月1回転送 | 12回 | 660円(これを超え続けるとGMOが有利に) |
送料は郵便物の大きさ・量・発送方法によって変わるため、1回いくらと決まっているわけではありません。それでも「毎週のように書類が届く事業なら差は縮まり、ほとんど届かない事業ならレゾナンスの安さがそのまま残る」という構造は押さえておく価値があります。
2社の料金・拠点・サポートを項目ごとにさらに深く比べたい方は、GMOオフィスサポートとレゾナンスの徹底比較 で詳しく解説しています。
法人登記できる格安バーチャルオフィス2社の比較表
ここまでの内容を踏まえて、登記に対応した格安帯の2社を一覧にします。
| 項目 | レゾナンス | GMOオフィスサポート |
|---|---|---|
| 登記可プランの月額 | 990円〜 | 1,650円〜 |
| 入会金 | 一年払い×週1回転送は0円(キャンペーン) | 0円(保証金も0円) |
| 郵便転送 | 週1回 or 月1回の手配込み・送料は実費 | 転送料込み(150gまで) |
| 来店受取 | 可(月1回転送プランは不可) | 公式で確認 |
| 拠点 | 都心+横浜の11店舗(全店スタッフ常駐) | 全国21拠点 |
| 年間総額が有利になりやすい人 | 郵便物が少ない人 | 郵便物が多い人・地方の住所を使いたい人 |
※料金・拠点数・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。
郵便の量・使い方別|あなたに合う格安プランの選び方
年間総額は使い方で決まります。自分がどのタイプに近いかで、選ぶべき格安プランを絞り込みましょう。
| あなたの使い方 | 選びやすいタイプ |
|---|---|
| ネット完結の事業で、郵便物は月に数通程度 | 月額最安・送料実費型(例:レゾナンス) |
| 取引先からの請求書・契約書が毎週のように届く | 転送料込み・定額型(例:GMOオフィスサポート) |
| 急ぎの書類を来店して受け取りたい | 有人受付の拠点があるサービス(例:レゾナンスの週1回転送プラン) |
| 地方の住所で登記したい | 全国に拠点があるサービス(例:GMOオフィスサポート) |
| 毎月の費用を固定して経理を楽にしたい | 転送料込み・定額型 |
レゾナンスで「週1回」と「月1回」のどちらにするかも、同じ考え方で決められます。週1回は入会金0円の対象で、来店受取もでき、届くのが早いのが利点です。一方で転送の回数が増えるぶん送料も積み上がりやすくなります。郵便物が少なく急ぎの書類もほぼない人なら、月1回転送で送料をまとめる選び方もあります(月1回転送プランは来店受取ができない点に注意)。
個人事業主として住所だけ使いたい場合の考え方は バーチャルオフィスは個人事業主・フリーランスにおすすめ?、節税目的の法人設立なら マイクロ法人はバーチャルオフィスで設立できる? もあわせてどうぞ。
郵便が少ないなら、年間総額がいちばん安くなりやすい
レゾナンス
登記に使える住所が月額990円〜。転送の手配は月額に含まれ、送料は使った分だけデポジットから差し引かれるため、郵便物が少ない事業ほど総額を低く抑えられます。一年払いで週1回転送を選べば入会金0円のキャンペーン対象になり、全店舗にスタッフが常駐しているので来店での受け取りにも対応しやすいのが特徴です。
- 月額990円〜(登記可)
- 一年払い×週1回転送は入会金0円
- 全11店舗 有人受付
格安バーチャルオフィス選びで確認したい5つのチェックポイント
総額の次に確認したいのが、安さ以外の条件です。ここを外すと、安く契約できても使いにくくなります。
最安プランが登記不可のサービスもあります。法人設立や本店移転に使うなら、登記可プランかどうかを最優先で確認します。
都心の住所に絞ったサービスと、全国に拠点を持つサービスがあります。取引先や地元とのつながりを考えて、使いたいエリアに拠点があるかを見ます。
転送の頻度、来店受取の可否、写真での到着通知の有無は、日々の使いやすさに直結します。登記後は役所や金融機関からの書類も届くため、受け取りが遅れても困らないかを考えておきましょう。
連携銀行の紹介があると、口座開設の準備を進めやすくなります。ただし開設の可否は各金融機関の審査で決まります。詳しくは バーチャルオフィスでも法人口座は開設できる? をご覧ください。
登記に使った住所を変えるには、法務局で本店移転の登記が必要になり、登録免許税などの費用がかかります。安さだけで選んで短期間で住所を変えると、かえって高くつくことがあります。長く使える運営元かどうか、解約の条件も確認しておきましょう。
安さだけで選んで後悔しやすい3つのケース
格安プラン自体に問題があるわけではありませんが、使い方と合わないと後悔につながりやすくなります。
- 許認可が必要な業種で契約してしまう:人材派遣業や一部の士業など、独立した事務所が要件になる業種はバーチャルオフィスで開業できない場合があります。所管の行政機関に事前に確認してください。事務所が必要なら バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違い も参考になります。
- 郵便物の量を少なく見積もってしまう:送料実費型で郵便が多いと、定額型より総額が高くなることがあります。
- キャンペーン条件を読まずに申し込む:入会金0円の対象が特定の支払い方法やプランに限られていると、想定より初期費用がかかります。
登記や税務、許認可に関わる判断に迷う場合は、司法書士・税理士・行政書士などの専門家や、所管の行政機関に事前に確認することをおすすめします。
よくある質問
月額だけなら、登記可プランで月額990円〜のレゾナンスは最安水準です。ただし送料が実費のため、郵便物が多い場合は転送料込みのGMOオフィスサポートの方が年間総額で安くなることがあります。月額ではなく1年分の合計で比べるのがおすすめです。
登記に対応したプランであればできます。ただし最安プランが登記不可のサービスもあるため、申し込み前にプラン内容を確認してください。詳しくは バーチャルオフィスで法人登記はできる? をご覧ください。
転送の手配は月額に含まれ、送料は実費です。送料は郵便物の大きさや量で変わり、契約時に預けるデポジットから差し引かれます(残高は解約時に返金)。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
価格が安いこと自体が問題になるわけではありません。運営元の情報、登記への対応、本人確認や審査の有無を確認すれば、安心して選びやすくなります。GMOオフィスサポートの料金の詳細は GMOオフィスサポートの料金 でも解説しています。
長く使う前提なら、一年払いの方がキャンペーンの対象になるなど有利なことが多いです。一方で途中解約の返金がない場合もあるため、利用期間の見込みと解約条件をあわせて確認しましょう。
まとめ
- 格安バーチャルオフィスは、月額ではなく「年間総額」で比べると失敗しにくい
- 総額を左右するのは入会金・郵便の送料・オプション・支払い方法の条件
- 月額990円と1,650円の差は年間7,920円。送料の合計がこれを超えるかが分かれ目
- 郵便が少ない人はレゾナンス、郵便が多い人・地方の住所がほしい人はGMOオフィスサポートが有利になりやすい

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